海女日記 < 新米海女リッチャン >

都会のOLが海女に転身?!海女修行&漁師町ライフをご紹介します!

ウェットスーツ、着てみた②

 
前回の続きから!
 
 
なんとか約30分かけてロングジョンを着る事に成功しました
 
さぁ、お次は、ジャケット!
 
 
 
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ロングジョンで苦戦している際、

私が
あまりにトロクサイので、夫は

「ロングジョン着れたら、声かけて」

と言って仕事部屋へ。

じっと見られているとオタオタしてしまうので、ちょっと気が楽に





ロングジョン着用成功に喜ぶのもつかの間、

ジャケット着用のレクチャーが即始まりました。




ジャケットに右手を通し、次いで左手を通します。

袖口が狭く生地が硬いので、袖口から手は出ません。




そのまま次は頭をジャケットに突っ込んで首を出します。



ん!?



頭が抜けない!!



 

首元のゴムが硬すぎて、勢いだけで頭を出すことが出来ません。




手を使えば行けるかもしれないと思ったのですが、

そもそも手が使えない状態なのでどうすることもできず。

 

のに、

 







一旦仕切り直そうと思って

腕と頭を抜こうとするのですが、

肩まですっぽりウェットスーツの中に入ってしまっているため

袖から腕を抜くことすらできません。

 

 

 

もともと狭くて小さな場所に閉じ込められるのが嫌いな性質。

にっちもさっちもいかない状況。

 

完全にパニックです!!

 



「しゃべれている」 = 「クチはふさがっていない」
=息はできる(死にゃしない)

ということに、

 
この時は動揺のあまり気付きませんでした・・・





ジャケットを脱がしてくれた時の

夫の呆れた眼差しが忘れられません・・・






フラフラになりながらシャワールームへ行き、

ウェットスーツを脱いで水で洗いながら

情けなくて、泣きました





ウェットスーツすら

まともに着れないなんて。





海女という仕事は

海中で慌てたり、取り乱したりすると、

命に関わる重大な事故につながります。




「お前はすぐに慌ててしまうから、海女は向いていないと思う」

と、夫からはずっと言われており、そのたびに

「大丈夫!何があっても慌てないように努力します」と答えていました。




それが、ウェットスーツを着るだけで、このざまです。




その日の夜は

目を閉じるとウェットスーツでパニックになった時の事と

海で息ができなくなって溺れそうになる夢を何度も見て、

一晩中、眠れませんでした。




まだ、潜ってもいないのに

さっそく海女になるの、不安になってきました。