海女日記 < 新米海女リッチャン >

都会のOLが海女に転身?!海女修行&漁師町ライフをご紹介します!

恥ずかしかった話

 

 

晴天!

 
波なし!!
 
一週間続いた風邪もようやく治った今日。
 
まさに絶好の海女日和ッ!!!
 
 
 
のはずが!
 
 
まさかの月に一度の「女の子の日」が
 
来てしまうなんてっっっ!
 
運が無い!海女としての運が無いっえーん
 
 
 
ということで、
 
悲しくも今日は海女サボり…
 
 
 
 
でも、今日は漁協のサザエの受け取りがあるので、
 
(私これまで間違って「買い取り」とか言ってましたが、正しくは「受け取り」です☆)
 
ちょこちょこ獲ってはカゴに入れて
 
今日まで大事に生かしておいたサザエを

まとめて売っちゃおう
 
と思いまして、
 
お腹が痛くて倒れそうな身体を引きずって
 
午後、漁協へ向かいました。
 
 
 
 
カゴから網袋へ
 
サザエを移し替えてると、
 
海女のおばあちゃんが1人やってきて、
 
「あんた… そのサザエどうすんだい?
 
え!今から売るのかい?
 
急がなきゃ!!
 
もう、市、閉まっちゃうよ!?」
 
 
 
 
ええ!!?ガーン
 
 
 
 
大急ぎでサザエを袋に突っ込んで
 
漁協の市場に持っていくと、
 
綺麗サッパリあせるあせる
 
海女のおばあちゃんたちも皆帰った後でした
 
 
 
 
辛うじて残っていた漁協の職員さんに
 
サザエ終わっちゃいました?と聞くと、
 
慌てて計量の準備をしてくれました。
 
 
 
 
 
よかった、なんとか間に合った(←間に合ってはいません汗)と思ったのも束の間、
 
 
「このサザエ… なんか臭くない…?」
 
と。
 
 
 
一瞬、場が凍りつくのを感じました
 
 
 
 
(確かに、なんだか臭う…アセアセ
 
 

なんで自分のサザエが臭うのか訳が分からずポケーっとしていると、

近くに残っていた別の海女のおばあちゃんが
 
何も言わずにスッとそのサザエの入った袋を持って立ち去ってしまいました。



 
慌てて後を追いかけると、
 
おばあちゃんは袋を開けて中のサザエを
 
一つ一つ吟味し出しました。
 
 
 
 
「これやな」
 
と言っておばあちゃんが持ったサザエ。
 
なんと死んでいましたガーン
 

 

 
 
一週間以上、カゴの中で生かされていたサザエの内の1つが
 
元々弱っていたのか、死んでしまっていたのです。
 
その1個が物凄い悪臭を放っていて

その臭いが他のサザエにもうつっていたのですあせるあせる
 
 
 
 
幸い、他のサザエはみんな生きていましたが、
 
結局今日は漁協にサザエは受け取ってもらえず・・・
 
 
 
 
というか、
 
「受け取り」終わってたのに振り回してしまって
 
漁協の皆さんすみませんッ滝汗あせる
 
 
 
 
恥ずかしくて消えたいと思いました。

 
 
 
漁協からの帰り道、

何とも言えない気持ちのまま
 
顔真っ赤にして帰りました・・・・・
 
 
 
 
 
心を落ち着けるべく始めたのは
 
畑の草むしり

もう、無心になって抜きまくりました。



 
 
草も無くなった綺麗な土を眺めながら、
 
「死んだサザエごめん」
 
「次からは獲ったらすぐ売ろう」
 
そう
 
心に誓いました。
 
 
 
 
 
 
 
今日受け取ってもらえなかった生きてるサザエ達は
 
(明日は市が無いので)
 
明後日、誰よりも早く市に行って
 
人知れず売っちまおうと思います!
 




あぁ、くさい・・・

まだあの死んだサザエの臭いが服に染み込んでる・・・

うう・・・(泣)