今日はひとつ、
夫から聞いた話を
記事にしてみようと思います。
夫は現在、
石鏡にある元・船大工さんの
工場跡地を使って
加工場の整備
を進めています
海女さん達が獲ってきた
海産物や
漁で獲れても値が付かない
「売れない魚」
を干物などに加工して
売れるようにし、
海女さんや漁師さんが
ちゃんとお金を稼げるようにしたいと
自ら貯金をはたいて
ウン十万円もする機材を購入したりして、
頑張っているのです
船大工さんはすでに亡くなっており
跡地の利用については
息子さんが協力してくれています。
(ありがとうございますッ!)
そんな工場には
船大工さんが使っていた道具が
今もそのままに。
道具については、
息子さんからの好意で
「良かったら、使って」
と言われています。
先日、夫が工場の中を整理していると
ばーちゃんが2人やってきました。
1人は亡くなった船大工さんのお母さん
もう1人は親戚の方のようでした。
2人で倉庫にある
思い出の品々を見て回り、
亡くなった船大工さんの思い出話を
夫に聞かせてくれたそうなのですが、
ばーちゃんたち、
思い出の品々とエピソードを
話しているうちに
泣き出してしまったのだとか
何年も使われていなかった
建物や道具ですが、
いざ、他人のものになってしまうとなると
惜しくなってしまったようで、
オロオロする夫をよそに
ばーちゃんたちは
絶対に自分じゃ使わないだろう
それらの品々を
ヨロヨロした足取りで
持って帰って行ったそうです
しかも(船大工の)お母さんの方は、
夫に
「コレはあの人(もう1人のばーちゃん)には
やるなよ!?」
といくつかの品について
言い含めていったそうな・・・
後日、私にその事を話しながら
「女性って
土地や物に対する思いが
強いよな・・・」
とポツリ。
実は我が家(借家の一軒家)も
大家さん(男性)に
リフォームをしたいので
土地ごと売って欲しいと申し出た所、
大家さんの親戚の方(女性)が
土地を売る事を渋られたため
譲って頂けなかったという
経緯がありました
もうずっと誰も住んでおらず、
親族でこの家に住んでくれそうな方も
いないそうなのですが、
土地を他人に譲り渡すことに
抵抗があるようで・・・
男性はそういう所、
意外にサッパリされている
そうなのですが、
女性は結構、
こだわるようです
執着心というか・・・
なんなのでしょう???
うーん、
女性って難しいですね(笑)