海女日記 < 新米海女リッチャン >

都会のOLが海女に転身?!海女修行&漁師町ライフをご紹介します!

海女小屋

 

本日はついに

 

男子禁制、女の聖域

 

「海女小屋」について

ご紹介しようと思います



外観は、こんな感じ
 

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小屋によって

全然違いますけど

ウチの小屋はこんな感じです

木とトタン板で出来た

掘っ立て小屋です。



まず、そもそも

海女小屋って何なのか?



海女小屋は、
 
海女さん達にとっての
 
荷物置き場で更衣室で、休憩所。
 


焚火ができるカマド(=囲炉裏?)が
 
小屋の真ん中にドーンビックリマークとあって、

朝、小屋に着いたら

それにまず火をおこします。

 

カマドでは
 
家から持ってきた
 
お餅や干物を

焼いて食べたりします

 
 
カマドの周りにゴザを敷いて座り

火で身体を温めて、

昼食やおやつを食べ

おしゃべりをして

ホッコリと過ごします




海女さん達の

憩いの場です
 

 

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海女さん達はそれぞれ
 
 
『自分の所属する海女小屋』
 
 
があるみたいで、

石鏡の海女さんは
 
基本的には毎日
 
同じ海女小屋から
 
漁に行きます。



でも、別の海女小屋も
 
その小屋の海女さん達に

話を通しておけば

仲間に入れて貰える

みたいです


 
小屋の中で火を焚くので、
 
煙が目にしみて
 
涙が出てきますし、

燻製状態

になるので

帰宅後

自分の服から
 
すごく香ばしい香りがして

「女子力、低っ!

と、ドン引きしてしまいます・・・
 

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子供が出来た時

思い出に残る母の臭いが

燻製されたソーセージ

とかだったら
 
地味に嫌だなぁと

全く早とちりな
 
心配をしています真顔キラキラ




そしてそして、
 
困ったことに

海女小屋には

トイレが無い

ので、

始めの頃は


『え!ウソ!外でするの??
冗談でしょ!!?』
 
という感じでした滝汗

慣れたらへっちゃらですが(笑)

 

あと、
 
小屋には水道が通っておらず、
 
漁の後、お湯を被るために
 
川から汲んできた水を
 
カマドに据えて
 
お湯にして使っています。

(⇒ 過去の関連ブログ:「海女の朝②」
 
 
 
水道を通して貰えるように
 
市役所の方が動いて下さってる
 
そうなのですが、
 
時間が掛かっています・・・ぼけーDASH!
 
 
 
ターコバアは
 
「水道!水道が通るッ♪」と
 
楽しみにしているのですが、
 
漁師の親方(ターコバアの甥)に
 
 
「小屋に水道が引かれる頃には
のお(=あんた)はまぁ(=もう)
引退しとるわ(笑)」
 
 
と言われて
 
しょんぼりしていました汗
 
 
 
ターコバアも
 
まだスーパー元気ですが、
 
もう80歳近い、後期高齢者
 
「あの人はイカツイ
(=石鏡弁で「身体が丈夫、健康」という意味?みたい

とよく言われるターコバア。
 
100歳まで現役海女として
 
頑張って欲しいものですキラキラ
 
(※水道の話はこちらのブログをチェック!)
 
・・・と、いう訳で

簡単ですが

海女小屋紹介でしたー