海女日記 < 新米海女リッチャン >

都会のOLが海女に転身?漁師町ライフブログ

繋げる事

 

 

 

先日、気になったことがあります。

 

 

 

漁協でのアワビの受け取り。

 

海女さん達が水揚げするアワビ、

 

どれもこれもちょうど

 

規定サイズオーバーくらいの

 

物ばかり。

 

 

 

 

漁が解禁になった時のような

 

大きなアワビはいませんでした。

 

 

 

 

去年生き残った分のアワビは

 

獲りつくしてしまったのか・・・?

 

一抹の不安を感じます。

 

 

 

 

石鏡の海女さんは

 

相差やほかの地域の海女さんのように

 

海女以外の副業をせず、

 

『収入は海女一本!』という人が

 

とても多いデス。

 

 

 

 

規制もそこまで厳しくなく

 

漁期も比較的長く、

 

みんなが同じ場所で集中して漁をし

 

『獲物を獲りつくしてしまう』

 

という事が

 

起こりやすい地域なのだと

 

最近知りましたあせる

 

 

 

 

後継者がいないため

 

自分たちの代で海の資源を

 

獲りつくしたって構わない。

 

 

 

そのように考えている人も

 

いるのではないかと

 

ある漁師さんは言っていました。

 

 

 

 

それが証拠に

 

イガイもアカウニも

 

もうほとんど石鏡にはいません。

 

 

 

獲りつくしてしまったらしいです汗

 

 

 

 

入会地などで

 

「目に入った物は全部獲れ!」

 

と先輩海女からは教わり、

 

「自分が獲らなくても

 

どうせ他人に獲られるなら」と

 

小さなガゼも全部獲ってしまう、

 

そんな海女さん達の姿を見ていると

 

なんだか、悲しくなりますしょぼん

 

 

 

 

石鏡の海女さんの漁は

 

どちらかというと

 

「駆除」

 

に近いくらい。

 

 

 

見てて怖くなるくらい、

 

徹底的に獲りつくします。

 

 

 

 

「自分たちの代で

海女はオワリ」

 

 

 

 

そんな世紀末的な考えが

 

もし、海女さんの中にあったとしたら?

 

それはとても悲しく

 

怖い事だなぁと思います。

 

 

 

 

一度絶えてしまうと、

 

二度と元には戻りません。

 

死んだ人は生き返らないように。

 

 

 

たとえ復活したように「見えて」も

 

それはもう、以前のそれとは

 

全く違う「なにか」なのだと

 

思います。

 

 

 

海女さんや漁師さん達は

 

あえて

 

自分の子供や孫に

 

跡を継がせませんでした。

 

 

 

 

それはつまり、

 

今のこの状況は

 

彼らが望んだとおりの結果

 

という事なのでしょうか。

 

 

 

 

私たちが一生懸命になって

 

後継者育成!文化の継承!と

 

叫んでいるのは

 

はた迷惑でお節介な事なのか・・・

 

 

 

 

なんだか分からなくなってきました。

 

 

 

 

 

ただもし、

 

『繋げる事』に

 

意味があるのなら。

 

 

 

 

私たち3人が今

 

石鏡の現役の海女さん達から

 

その技術や伝統を教わることは

 

タイミング的にも

 

「途絶えさせないため」の

 

最後の可能性になるのかもしれないと

 

思います。

 

 

 

 

そして

 

それを知っているから

 

夫は自ら石鏡に移り住み

 

漁師や海女が途絶えようとしている

 

そのリアルと向き合っているのだと

 

思います。

 

 

 

 

少なくとも

 

20代で海女の世界に

 

飛び込んでしまった以上

 

自分は石鏡の海女がいなくなると

 

困ります。

 

 

 

 

 

答えはいつか分かるのでしょうか?

 

 

 

 

カリカリ梅くらいしかない脳ミソ脳みそ

 

うーん、うーん、と唸っては

 

頭を抱えて悶絶している、

 

 

 

そんな夏の夜です。