海女日記 < 新米海女リッチャン >

都会のOLが海女に転身?!海女修行&漁師町ライフをご紹介します!

田舎暮らしに向いている人①

 
 
こんにちは!
 
2017年の『夏磯』も終わり
 
束の間のお休みを享受しています
 
リッチャンです。
 
 
 
 
そんな今日は
 
石鏡町という漁村へ移住して
 
ちょうど2年経った私の思う
 
「田舎暮らしに向いている人」
 
というタイトルで
 
ブログを書いてみたいと
 
思いますウインク
 
 
 
 
 
いくつかあるので、
 
何回かに分けて書きたいと思います。
 
 
 
 
 
完全に個人の意見なので
 
軽〜い気持ちで聞いて下さい☆
(その割にボリューミー・・・汗)
 
 
 
 
 
まず、田舎暮らしをする上で
 
大切な事のひとつめ。
 
 
 
それは
 
『定住の意思を本気で伝える事の出来る人』
 
 
 
 
 
田舎暮らしは都会暮らしと違い
 
住居を転々とする事は良しとされません。
 
一度「ここ」と決めたのなら
 
その地に定住しないと
 
本当の意味で
 
仲間に入れて貰えないのです。
 
 
 
だから、
 
「ちょっと田舎暮らししてみたい音符
 
くらいの気持ちの人は
 
正直、やめた方がいいかも。
 
理由は後の方で書きます。
 
 
 
 
田舎暮らしの魅力、
 
色々ありますよね。
 
一番よく聞くのは
 
「都会にはない温かな人間関係」
 
「田舎の人は皆、親切」
 
ってことじゃないでしょうか。
 
 
 
 
移住したての頃は
 
「やっぱり田舎の人って親切な人多いなァ~」
 
と思っていました。
 
いつも笑顔で話しかけてくれるし
 
名古屋じゃ他人に対して
 
こうはいかないよなぁ~って。
 
 
 
でもその時って
 
地元の人にとって私はまだ
 
「お客さん」の状態だったんですよね。
 
親切にするのは、お客さんだからビックリマーク
 
当然の礼儀として
 
皆さん親切にして下さるのです。
 
 
 
 
そして「お客さん期間」がしばらくすると
 
次第に
 
「仲間になれるかのテスト」
 
が始まります。
 
 
 
 
このテスト、
 
人によっては
 
出会ってすぐに始められる人もいるし
 
移住してから1年後になって徐々に・・・
 
と人によって時期が違います。
 
 
 
表面上は皆さん
 
相変わらず優しくて親切なまま。
 
 
 
 
ですが会話の内容が
 
段々と濃くなっていくんですよね。
 
知人やご近所さんの
 
悪口や噂話も話してくれるようになります。
 
「良い人だと思ってたけど、
結構、腹黒い人だなアセアセハッ
 
と地味にショックを受けたり(笑)
 
 
 
 
そして会話の所々に
 
<定住の意思確認>
(独身者なら地元の若い人と結婚させようとしたり、家を買うよう促されたり、具体的な今後の生活プランなどを問われる)
 
<ダメ出し>
(これは人によって内容が違いますが、要は地元の方が教えてくれる事を素直に聞ける人間かどうかが見られている)
 
などが見え隠れし出します。
 
 
 
 
特に『ダメ出し』なんかは
 
結構傷付くような事を言われたりして
 
「自分はこの人に嫌われているのか…?」
 
と不安になることもあります。
 
 
 
 
が、これは実は
 
とても良い徴候なのです!
 
 
 
 
なぜならこれが始まったという事は
 
相手が自分を
 
「他所から来たお客さん」
 
から
 
「地域の一員(仲間)とするに値する人物かどうか」
 
をチェックしようとしている、
 
つまり
 
「認めようとしてくれている」
 
ことの証だからです。
 
 
 
 
 
表面上は
 
悪口や中傷に聞こえる言葉も
 
その裏にある想いを読み取ろうと
 
努力をし、実践すれば
 
素晴らしいアドバイス
 
となります。
 
 
 
 
以前、移住仲間の知人が
 
「地元の人しか持てない御守りの事を教えてもらえなかった」
 
という事がありました。
 

 

 
パッと見る限りそれは
 
 仲間はずれ にされた、
 
地元の人から軽い 嫌がらせを受けた 
 
ようにも見えます。
 
 
 
しかしその裏には
 
「この人は定住してくれないかもしれない」
 
という地元の方の想いがあります。
 
つまり、相手は不安に思っているのです。
 
 
 
 
逆に言えば、
 
「定住して欲しいと思ってくれている
(=嫌われてない。むしろ好かれている)」
 
「定住の意思を明示して欲しいと思っている
(=大丈夫!ずっとここに住むよ!と言って欲しい)」
 
という事が分かります。
 
 
 
 
こんな感じのテストが
 
手を替え品を替え、
 
次々にやって来ます!
 
 
 
 
それを一つ一つ丁寧に
 
「教えてくれてありがとう。大丈夫だよ
 
という気持ちで応えていくうちに、
 
周りの自分を見る目が
 
少しずつ変わっていきます。
 
 
 
田舎は噂が回るスピードが
 
ものすごく速いので(笑)、
 
そんな自分の姿勢や行動は
 
あっという間に町中に広がります。
 
「あの子はここにずっと住む気らしいぞ」
 
「それなら、あの事も教えておいてやらないとな!」
 
と、それまで親しくなかった人から
 
アドバイスを受けたり、
 
声をかけられたりするようにびっくり
 
 
 
厳しかった口調や内容も
 
親しみがこもったものに
 
なっていきましたキラキラ
 
 
 
 
そして
 
移住したての頃とは違った
 
「仲間としての優しさ」
 
を受けられるようになります。
 
 
 
 
『田舎』 を一言で表すと
 
"One Big Family"
 
「一つの大きな家族」
 
だな~と、最近すごく思います。
 
 
 
 
田舎で仲間になる事、
 
それは家族の一員になる事です。
 
とても自然で、
 
時にめっちゃ失礼で(笑)、
 
でもとてもあったかいものですピンクハート
 
 
 
 
しかしそれが
 
「仲間になるためのテスト」
 
ということに気付かず、
 
「悪口を言われた!」
 
「親切だったのは最初だけだった!」
 
「地元の人が自分を除け者にする!」
 
と感じてしまうと
 
田舎暮らしは
 
途端に孤独でつまらないものに
 
なってしまいますタラー
 
 
 
 
 
何世代にも渡って
 
築き上げられて来た
 
コミュニティーの一員になるには
 
生半可な気持ちでは
 
通用しません。
 
 
 
 
こちらが本気ならば
 
相手にもそれは伝わります。
 
 
 
そして逆に、
 
こちらの本気度が分からないと
 
相手からのテストの内容は
 
どんどん難しく、複雑になっていきます。
 
 
 
そして  「定住の意思なし」 と判断されると
 
テストは無くなります。
 
良くも悪くも・・・
 
 
 
厳しい言い方をすれば、
 
見放される、という事でしょうか。
 
 
 
 
受けられる優しさや親切も、
 
表面的なものだけに留まります。
 
むしろ、人によっては嫌がらせ
 
受けることになるかも・・・ドクロ
 
 
 
 
だから、
 
その地域の本当の良さ
 
温かさを感じられぬまま
 
誤解をしたまま田舎を去ることになりますアセアセ
 
(↑これが軽い気持ちで田舎暮らしは辞めた方が良いと思う理由)
 
 
 
 
「田舎の人はみんな親切」
 
という、
 
相手の優しさに
 
甘えていてはいけません。
 
 
「本気で田舎暮らしする気のない人」
 
「自分の気持ちをきちんと地元の人に伝えられない人」
 
「理解してもらおうと努力できない人」
 
は、厳しいようですが
 
田舎暮らしは難しいと思うのです・・・
 
 
 
やるなら、本気で。人生賭ける気で!
 
 
 
続きます。