海女日記 < 新米海女リッチャン >

都会のOLが海女に転身?!海女修行&漁師町ライフをご紹介します!

田舎暮らしに向いている人②

 

こんにちは。

 

前回のブログに続き、

 

「田舎暮らしに向いている人」

 

第二弾ッ!

 

 

 

そんな今日は

 

『田舎に過度な期待をしない人』

 

についてです。

 

 

 

「田舎の人は皆、優しくて親切」

 

「過疎化の進む田舎では若い人を求めている!」

 

どこかで聞いたことあるかもしれませんね。

 

 

 

はっきり言います。

 

そんなのウソですよ。

 

 

 

ウソと言うのは

 

語弊がありますね。

 

 

 

正しくは、

 

「その人次第」

 

と言う事です。

 

 

 

 

田舎の人が優しくて親切な理由は

 

前回のブログでも書きました。

 

そして「本当の優しさ、その田舎の良さ」

 

に触れるためには

 

本気で田舎暮らしをする覚悟が必要とも

 

書きました。

 

 

 

そして

 

「田舎は若い人を求めている」

 

という件。

 

 

 

これ・・・地域によるのかもしれませんが

 

私の住む石鏡に限って言うと

 

そんな事ないんじゃないかなって

 

思うんですよね。

 

 

移住者支援などで頑張っている

 

行政の方々には

 

本当に申し訳ないのですがあせる

 

 

 

 

夫ともよく話すのですが、

 

地元は別に困っていない

 

と。

 

 

 

若い人がどんどん町へ出て行ってしまう、

 

年寄りばかりで寂しくなった、

 

学校はどんどん閉鎖されていく、

 

海女や漁師の後継者がいない、

 

このままではこの町は

 

ゴーストタウンになってしまう・・・

 

 

 

 

でも、

 

生活するには困っていない。

 

 

 

 

息子や娘は町へ行ってしまったけど

 

向こうでみんな仕事もあるし、家もある。

 

町には年寄りばかりだけど、みんな知り合いだし、

 

助け合って生活してる。

 

学校は無くなったけど、

 

そもそも子供がいないし問題なし。

 

海女や漁師の後継者がいないけど

 

現役の自分たちは十分な収入があるし

 

食うには困っていない。

 

ゴーストタウンになる頃には

 

自分たちはもうこの世にいないから

 

別になんにも問題なし。

 

強いて言うなら、

 

先祖代々のお墓だけは

 

都会へ行った息子や娘が

 

時々帰って来て世話してくれたらいいな。

 

って思っているくらい。

 

 

 

移住してきて思うのですが

 

皆さん別に「何も困ってない」(笑)

 

だから別に移住者として若い人が来ても

 

「ふーん・・・?頑張ってね?ニコニコ

 

くらいの反応の方がほとんどです(笑)

 

むしろ地元の和を乱されることを心配して

 

やだな~ 面倒くさいな~

 

って思ってそうな方のほうが・・・滝汗

 

 

 

何か勘違いをして

 

移住者=『田舎を救う救世主』

 

みたいな気分で来たら、

 

「は?なにあの余所者ぼけーむかっ」ってなって

 

居場所失いますよ。

 

 

 

じゃあ移住者に居場所なんて

 

ないじゃないっ!!?

 

と卑屈になる必要はありません。

 

要は 『相手にメリットがある』 という事を

 

伝えられればいいのですウインク

 

 

 

 

例えば、うちの夫の場合。

 

彼は水産高校出身のため

 

船の操縦も出来るし、網も編めます。

 

漁師の仕事が出来るし、

 

海女の手伝いも出来る。

 

体力もあるし、何よりイケメンです(←おい)。

 

潜水士の資格もあるので

 

漁船に絡まったロープの取り外し作業もお手の物。

 

地元の漁師さんや海女さんにとっては

 

困った時に頼りになる存在OKキラキラ

 

 

 

 

彼がいなくても困らなかったけれど、

 

いるといるで、結構助かるなァ~・・・

 

そんな風に地元の方に思って貰えると

 

(移住者、いいかも。)

 

と思って貰えるのでは

 

ないでしょうか?

 

 

 

そんな彼を側で見てきたので

 

「自分にはこの地域のために何が出来るのか」

 

という事を最近はすごく意識します。

 

 

 

漁師さんのお手伝いをしたり、

 

ばーちゃんのお世話をしたり、

(※実際は世話してもらってばかりw)

 

海女や漁師、石鏡の事を

 

海外にアピールしたり、

 

ゲストハウスをやることで

 

地元にお金を落としたり。

(今はまだまだですが・・・汗

 

 

 

 

「あの子がいると助かるわ~」

 

と、石鏡の人が思ってくれるには

 

自分に何が出来るだろうか・・・?

 

そんなことを日々考えています。

 

 

 

 

正直、

 

「打算的だなァ」

 

「偽善だなァ」

 

と自分で思う事もあるのですが、

 

なんとなく、で行動するのが

 

苦手な性質なので、

 

頭で考えてしまいます。

 

 

 

でもきっとそんな事考えなくても

 

自然にやれている移住者の方って

 

多いと思います。

 

そしてそんな人はきっとすでに

 

『地元になくてはならない人』

 

になっているはずウインク

 

 

 

 

なので私はあえて、

 

「まだ気づいていない移住者」

 

もしくは

 

「これから田舎に移住しようと考えている人たち」

 

向けに今、文字におこしています。

 

 

 

 

田舎暮らしに

 

理想や夢を抱いている方、

 

大変結構だと思いますよっ!!

 

 

 

 

でも、「自分が得られること」

 

期待するばかりではなく、

 

「自分が与えられること」

 

「自分がいることによる地域のメリット」

 

をちゃーんと考えて欲しいナ、

 

とも思います。

 

 

 

 

ちなみにワタシは

 

石鏡の方々から頂いたご恩が大きすぎて

 

どうやって返したらいいのかと

 

途方に暮れています・・・滝汗

 

 

 

 

一生かけて返していくしか

 

ないかなぁ~汗

 

 

 

では、③に続きます。