こんにちは、リッチャンです。
『海女になって良かった事』
と言ってもいいのか
分かりませんが(汗)、
こちらに来て
出来るようになった事の一つとして
【火がおこせるようになった】
という事があります。
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海女小屋で
囲炉裏に火をおこすのはもちろん、
漁師の手伝いをする時には
冬はドラム缶で火をおこして
暖をとるのが日常です。
実際にやる前は、簡単だと思ってた
火おこし
ですが、

実はすごく難しくって



着火したと思ったら
そのまま燃え広がらずに
火が消えてしまったり、
火をおこせたと思っても
先輩たちのように短時間で大きな炎を
作り出せなかったり

冬、海女漁が終わってから
すぐに火をおこして当たらないと
寒くて凍えてしまいそうになります



なので「火おこしスキル」は
非常に重要なものなのです

海女の先輩や漁師さんに教わりながら
木の種類で燃え方が違ったり、
火の温度や燃え広がり方が違ったり、
たかが火おこしと侮っていましたが、
実に奥深い世界だと知りました

ちなみに、
火をおこす際のポイントは
いくつかあって、
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①紙(新聞紙がベスト)
手で簡単に折れるくらいの小枝
少し太めの枝や木
太い木、の順にくべる事。(いきなり大きな木をくべても火がつかない。小さな火を段々と大きく育てていく感じ)



②木をくべる時は中央が高くなるように。タワーを作るイメージで。(火は下から上へと進むため)
③木と木の間に空気が通るスペースを作る事。(酸素が必要なため)
④木は十分に乾燥した物を使い、湿っていたり切ってすぐの生木は使わない事。(火がつかないし、ついても煙がすごい)
⑤木は年輪の幅の細かい木(檜など)を使う。(杉などは良く燃えるが、年輪の幅が広く、炭になるとパチッパチッとはぜて四方八方に飛んでくるので火傷をしたり物に引火したりと危険)
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などがあります

ちなみに
乾燥した竹は
着火力が強くて
短時間で大きな火が出来ます

ただ火力が強いので
火に当たっていると
肌がチリチリと焼けつくような
感じになるので、
火に当たる時は注意が必要です!
考えたことも無かったのですが
水と違って炎って
燃やすものによって温度が違うんですね。
燃やす木によって
炎の温度が違うというのは
「目から鱗」の衝撃でした

夫には「そんなことも知らないの?」
と言われてしまいましたが、
いないよ!火おこしに詳しいOLなんて



最近では火おこしが少し
得意になった気がします

サバイバル力(りょく)
がついた気がします。
段々とたくましくなるなぁ~
(笑)
