こんにちは、リッチャンです。
実は先日、
とてもありがたい事に
イタリアから来日した大学生の団体様と
海女について英語でお話しする
機会を頂きました。
ちょうど「こういう事したいな~」
と思っていた所だったので、
不思議なご縁に大感激!
二つ返事でご依頼を引き受け
海女小屋の案内と
海女や漁業について
お話をさせて頂きました。
大学生の皆さんは
日本の食文化を学ぶプログラムの
一つとして
鳥羽を訪れていたようでした。
たくさん質問を頂いたので、
今後のためにも書き留めておこうと
思います。
質問
・どうして海女になろうと思ったのですか
・海女漁がある日の一日のスケジュールを教えてください
・どうして女性しか海女をしないのですか
・漁をしていて危険な生き物に遭遇したりしますか
・危険な生き物にはどのような物がいますか
・漁をしていてどのような危険な目にあったことがありますか
・なぜ人は海に潜ろうと思ったのだと思いますか
・海女は魚突きによって魚を獲ったりするのですか
・現代の海女の恰好・装備を教えてください
・海でサメに遭遇することはありますか
・海女の平均年齢を教えてください
・昔と比べて獲る獲物の種類や量が変わったと思いますか(私自身の経験というよりは先輩海女たちがどう感じているか知りたいとのこと)
・昔は白い磯着を着て潜ることはサメ避けの意味もあったと聞くが、今は黒いウェットスーツを着ている。白いウェットスーツを着ようとは思わないのか
・子供が出来たら海女をさせたいと思いますか
・どうして海女の後継者は減ってしまったのですか
・セーマン・ドーマンの意味を教えてください
・セーマン・ドーマンは海女以外の人でも使いますか
・セーマン・ドーマンは海女以外の人でも使ってもよいのですか
・セーマン・ドーマンの印はどこに描くのですか
・海女は信心深いとおっしゃいましたが、どのような神を信仰しているのですか
・(青峰山正福寺について)お寺なのに海の神様が奉られているのは何故ですか
・海女漁がサステイナブル・フィッシング(持続可能な漁業)として今後成り立つと考えますか
・海女の高齢化は将来急速な後継者不足を招くと思いますが、それは将来の海女にとっては個々人の獲り分が増えるということになると思うのですが、それについてはどう考えますか
・海女というのはどのくらいの歴史があるものなのでしょうか
・海女になりたいという人にはどのようにアドバイスをされているのですか
・こうして海女の話を聞くと、海女の獲った魚介類を買いたいと思う消費者は多いと思う。『海女が獲った魚介類』という付加価値をもっと出せるような行政的なサポートがあるとよいと思われますか
・養殖という漁業についてはどう思いますか
・「海女や漁師はリスクを楽しんでいる」と先ほどおっしゃったが、どうして危険な状況を楽しむことができるのか(※ここで私の言ったリスクとは、不安定で先の読めないある種ギャンブルにも似た漁業を指していて、命の危険を冒して作業をすることを楽しんでいるという意味ではない、と説明)
皆さんとても勉強熱心で
感動しました。
(出来たら先輩海女さんや違う地域の海女さんにも上の質問を聞いてみたいですね)
わたしもそれに応えられるよう
精一杯答えたつもりですが
いかんせん、まだ私も
修行中の身ですので
ちゃんとした答えにはなってなかったと
思います
それでもこうして
自分の口で
私から見た海女という文化を
人に伝えることができた事は
とても良い経験になりました。
ゲストハウスにお越しくださった
ゲストの皆さんには
家にある海女や漁業の資料も合わせて
もっときちんとご説明させて頂いたり
実際に海女漁の様子を見学したり
先輩海女さんたちとお話をしてもらったり
青峰山正福寺へお連れしたり、
ゲストの「見たい」「知りたい」「やってみたい」を
可能な限り全部経験して頂けるよう
フルアテンドで対応させて頂いていますが
今回のように
大学や行政のプロジェクトで
鳥羽へお越しくださった方々を
ガイドするのは全く初めてで
とても緊張しましたが
とっても!楽しかったです!!
やっぱり、
【好きなこと(英語)】
【出来ること(海女・海女文化の知識)】
【やりたいこと(日本のことを海外にアピールしたい、女性が女性らしく生きるライフスタイルを極めたい)】
のコンビネーションは
すごいですね
なんだか実力以上のことが
出来たような気がします。
ガイドが終わってからしばらくは
フワフワした気分が
抜けませんでした(笑)
「海女ガイドをしてはどうか」
と友人にも勧められているのですが、
語学力に対する不安と
無資格であること
(お金を貰ってガイドをするには通訳案内士という国家資格が必要です)
という2つの不安があって
なかなか前に進めずにいましたが
今回の件をきっかけに
「やっぱり私、これがやりたい!」
と強く思うようになり、
TOEICの再受験と
通訳案内士の勉強を始めようと
決めました。
仕事としてガイドはできませんが
経験を積むために
ボランティアでどんどん
海女ガイド(英語/日本語)も
していきたいと思います
是非お声がけください
「自信のなさ」は
「努力した経験」でしか
きっと克服することは出来ないのだと
思います。
「英語を話せる海女」
として
自分にももっと出来ることが
あるのかもしれないと考えると
「ダメかもしれない、無理かもしれない」
と思う弱気な自分でも
「やってみよう。やるしかない!」
という勇気が湧いてきます。
外からだと中々見えずらい
海女や漁師の生活や考え方、
間に入って伝えられるように
楽しく頑張りたいと思います。
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