海女日記 < 新米海女リッチャン >

都会のOLが海女に転身?!海女修行&漁師町ライフをご紹介します!

しんどい時は無理するな

 
 
 
 
こんにちは、リッチャンです。
 
 
 
 
今日は女性の「毎月のアレ」
 
のお話なので、
 
苦手な方はスルーして下さいね。
 
 
 
 
 
 
**************
 
 
 
 
 
 
はぁ〜
 
頭痛がします・・・
 
お腹も痛いぃぃ〜えーん
 
 
 
 
ワタクシ、本当に昔から
 
生理の症状が
 
酷いんですよねアセアセ
 
 
 
 
女性ならではの辛さ
 
症状の無い方が本当に羨ましい!
 
 
 
 
以前の職場は
 
オフィス内でのパソコン仕事。
 
4時間ごとの鎮痛剤、
 
お腹にホッカイロ、
 
膝掛け、
 
温かいハーブティーを飲む、
 
など対策をして
 
何とか仕事をしていました。
 
 
 
 
女性の同僚も多く
 
皆さん優しい方ばかりで
 
お互いに具合の悪い時は
 
仕事を代わってくれたりして
 
助けられましたキラキラ
 
 
 
 
あんまり具合が悪い日は
 
朝、布団の中から
 
上司に連絡をして
 
お休みを貰ったりした事も。
 
それでも、残してきた仕事が心配で
 
同僚にメールを送って
 
フォローをお願いしたりアセアセ
 
 
 
 
 
同僚に迷惑をかけてしまう
 
申し訳なさ。
 
でもお客様にご迷惑はかけられない
 
プレッシャー。
 
身体は休まっていても
 
心の中は暗くて苦しくて。
 
「なんで女に生まれちゃったんだろう。男に生まれたらこんな目に合わなくて済むのに。仕事だってもっと出来るのにな。」
 
って、布団に横になりながら
 
思っていました。
 

f:id:ama-diary:20200822172743j:plain

 
 
 
 
そんなワタシが
 
今こうして海女になり、
 
女性ばかりの職場で
 
のびのびと生活できている。
 
 
 
あの時の嫌な経験があったから
 
この環境は奇跡のようです。
 
 
 
毎月の「あの日」は
 
基本的にワタシはお休みです。
 
別に海女へ行っても良いんですよ。
 
生理だから海女は禁止とか
 
そういうのはないんです。
 
本人次第です。
 
 
 
ただ、先輩がおっしゃるのは
 
「自分が『行ける』と思った時以外は海女をしてはいかん。ちょっとの気の迷いが事故に繋がる。だから、無理してまで来なくて良い」
 
という事。
 
 
 
 
これは、
 
ただの優しさだけでは
 
無いんですね。
 
「迷惑」
 
でもあるんです。
 
 
 
海女はチームで作業します。
 
ダイビングで言う所の
 
「バディー」 ですよね。
 
互いに命を預けあっています。
 
 
 
だから、
 
仲間の体調が優れなかったり
 
何か心に迷いごとがあったり
 
した時などは
 
メンバー全員で止めます!
 

f:id:ama-diary:20200822172818j:plain

 
 
 
 
万が一、その人が事故にあったら
 
チーム全員の責任です。
 
責任といっても
 
事故があったからチームに何か
 
ペナルティーが課せられたり
 
町の皆んなから非難されたりとかは
 
無いんだと思いますが、
 
(ない・・・と思います。あったら嫌だな)
 
自分達が嫌なんだと思います。
 
 
 
 
「あの時、辞めさせていれば」
 
「行かせるんじゃなかった」
 
と自分を責めてしまうのだと
 
思います。
 
 
 
よくターコバアも
 
海も空もバッチリ!なのに
 
「今日、辞めとく」
 
と言う時があります。
 
 
 
具合が悪かったり、
 
変な夢を見た時などは
 
海女へ行かないみたいです。
 
 
 
 
そういう時は
 
やっぱり他の職業とは
 
違うな~と思います。
 
夢見で仕事の行く行かないを
 
決めるなんて、
 
無いですよね、あんまり(笑)
 
 
 
 
命がけの仕事なので
 
常に自分や仲間の
 
意識します。
 
少しの違和感が命取りになる事を
 
みんな知っているからです。
 
 
 
 
ワタシは特に
 
まだ海というものに恐怖心があり
 
その違和感が
 
ただの未知への不安から
 
来ているものなのか
 
直感から来ているものなのか
 
まだ判断が付きません。
 
 
 
 
なので少しでも
 
海女に行く事に恐怖があったら
 
潜らないようにしています。
 
海女小屋でゴロゴロしてたり
 
みんなの漁を見学したり。
 
 
 
 
多分これから段々と
 
潜りに行けるチャンスは
 
経験と共に増えると思います。
 
 
 
 
でもこの「無理しない、させない」
 
という教えは
 
海女という商売をする上で
 
これからも大切にしていきたいと
 
思っています。