こんにちは、リッチャンです。
海女の磯笛(いそぶえ)、
聞いたことありますか?
海で息継ぎの際に
ピューーーイッ!
という高い音の
口笛に似た音を出して
肺に残っている空気を出し切る
海女のテクニックです
力強さの中に
どこか切なさを感じる音、
なんて表現を耳にします。
磯笛をすると
普通に呼吸をするよりも早く
息を整えることができ、
バクバクと早くなった鼓動が
すんなりと平常に戻る気がします。
また、音により
自分の居場所を
仲間に知らせる事が出来るので、
チームで海女をする石鏡では
磯笛は安全対策の役目も
担っています。
磯笛をする人とそうで無い人と
いるのですが、
たとえ磯笛をしなくても、
声を出したりなど
皆さん自分に合った方法で
呼吸を整えているようです。
(過去のブログ: 『磯笛と、磯声?』)
師匠にやり方を教わったものの
なかなか思うように音が出ず、
磯笛が出来るようになるまで
1年くらいかかりました。
最近は安定して
磯笛が出来るようになったので、
ちょっと嬉しいのです
ミーハー?(笑)
でも確かに師匠や先輩が言うように
磯笛をすると呼吸が楽です。
一体どういう仕組みなのかは
海女さん自身も
よく分かっていないようです。
フリーダイバーの方や
ヨガの講師をされている方に
磯笛の仕組みについて
時々質問を受けます。
海女の呼吸法に興味があるようで。
磯笛を出す時は
口の中の空気を出すと言うよりは
肺から喉にかけて溜まっている空気を
「ホーーーイッ」
と言う音を出す “イメージ” で
口の中で音を作ります。
(あくまでイメージ)
狭めた唇からはそれが
「ピューーーイッ」
と言う音になって出てきます。
口笛を吹く時は
唇に少し力が入るのに対して
磯笛は
胸と喉の奥に
ほんの少~し力が入るのが
特徴です。
※磯笛を吹くので、最近はあまりスノーケルを使っていません
人によって音が若干違うので、
磯笛の音や長さで
大体、誰の磯笛かが
分かります。
(あ、ターコバア右手の方角にいるな・・・)
なんて確認したり、
音が近くで聞こえない時などは
(やばっ、チームから離れ過ぎちゃった 早くみんなの方へ泳がないと)
と移動の目安になったりします。
波がある日などは、
目で仲間の位置を確認するのが
難しかったりするので、
磯笛を頼りにすることは
結構あります。
漁に夢中になってたりすると、
気付いたら仲間から
はぐれちゃったり
するんですよね
気をつけないと・・・
<余談>
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