こんにちは、リッチャンです。
遂に遂に!やりました!
念願の
伊勢海老ゲット
遂に達成です!!
サザエ、アワビ、ナマコ・・・と
海女の獲物が少しずつ獲れるようになって
次の目標は、【伊勢海老】!と
意気込んでいた
2018年の冬の海女漁。
私の普段潜っている場所には
伊勢海老があまりいないので
この冬の前磯という
年に一度の特別な漁を
とても楽しみにしていました。
前磯は禁漁区となっており
石鏡の漁師や海女はもちろん
何人たりともここでの漁や遊泳は
許されないエリア。
船が浮いているだけで
密漁と判断され
警察へ通報されます!!
そんな特別な場所での漁は
石鏡中の海女が一斉に潜り
水揚げを全て漁協の運営費として
(※2018/12/21追記: 水揚げの代金は『海女組合』の費用としてプールし、青峰山正福寺参拝時のご祈祷代や海女の行事で使うアワビの購入費用などに使われるそうです!訂正!!)
計上します。
町総出のボランティア海女漁
と言う所でしょうか。
数日前、夫から
「リッチャンも前磯、出るのか?」
と聞かれたので
「もちろん!今年は伊勢海老を獲るのが目標なんだ」
と答えると
「なら俺が良い所連れてってやるよ。場所は確実だから、それで獲れなかったら実力不足ってことになるけど(笑)」
と、ニヤリ・・・
そして迎えた今日、
夫にピンポイントで船を着けてもらい
いざ、初の伊勢海老引きへ!
(海女で行う伊勢海老漁は「海老引き」と呼ばれています)
教えてもらった岩の下に目をやると
いるいる!伊勢海老が!!
しかし本当にみんなが言うように
捕まえるのが難しい・・・ッ!!
「掴んだ!」と思うと
グイグイとものすごい力で後退され
あっという間に逃げられて
しまいます。
右手で胴体を掴んだらすぐに
左手で確実に押さえ、
両手で伊勢海老を掴まないと
逃げられてしまいます。
一度結構大きな伊勢海老を捕まえ
グングン、ビチビチと逃げようとする
伊勢海老を必死に抱きかかえながら
あと水面まで1メートルの距離
まで来たところで
伊勢海老が私の胸元を
バシッと尾っぽで
はたいたかと思うと
次の瞬間には両手を抜け出し
勢いよく海底へ逃げ去って行きました。
あともうちょっとだったのに、
悔しくて悔しくて・・・ッッ!!
詰めの甘い自分に
怒りが湧いてきて、
水面に上がるや否や
たんぽを思いっきり
殴りつけてしまいました。
そしてその次に見つけたのは
1キロはありそうな
巨大な伊勢海老!
胴体だけでも私の顔より大きい!
リベンジに燃え、
今度は絶対に逃がすものかと
先ほどよりも手に力が入ります。
素早く両手を差し込み、
伊勢海老の胴体を掴むと
ガッチリと掴んだ手を緩めずに
一気に水面を目指しました。
殻はものすごく硬くて分厚く
手足は私の指と同じくらいの太さ。
伊勢海老が暴れるたびに
反動で腕が揺すぶられます。
それでも手の力だけは
絶対に緩めませんでした!
水面に上がるとすぐに
近くの船に合図をして
伊勢海老を回収してもらいました。
すごく大きな伊勢海老だったので
アドレナリンが放出しまくっていたのか
なんだか顔がカッカッとしました。
最初はただ突然の侵略者たちに
オロオロしていた伊勢海老たちも
段々と状況を把握してきて
その後はどの伊勢海老も
穴の奥へ奥へと隠れてしまい
徐々に海女さんの伊勢海老ゲットの
雄叫びが聞こえなくなってきた頃
漁終了の合図がありました。
私が獲った伊勢海老は
大小合わせてたぶん7匹くらい。
しかしトライした伊勢海老の数は
20匹くらいあったと思います。
本当に、難しかった・・・
全然掴めなかった・・・・・ッ!
伊勢海老を獲るのは
簡単じゃないなぁと痛感しました。