海女日記 < 新米海女リッチャン >

都会のOLが海女に転身?!海女修行&漁師町ライフをご紹介します!

図らずも伝統|海女ブログ

 

こんにちは、新米海女のリッチャンです!

 

 

昨日久しぶりに行った海女漁、いつも通りのウェットスーツにフードを被った格好で漁をしていた所、水温が高くなっていたようで「海がぬるい」と感じました。

 

毎年8月もお盆を過ぎた頃になると、海水が「お湯」のようになってぬるーく感じられるんですよね〜(´-`)うぅ…気持ち悪い…

 

海の中にいる間中、「暑い・・・暑いぃぃーッ!!」と叫びながら海水を手首や足首からガボガボ入れて身体を冷却しながら作業をしていました。

 

頭ものぼせたようになっていたので、時々おでこから隙間を作りフードの中にも海水を入れて頭を冷やします。

 

が、海に浸かっている時間の多いボディーに比べて頭はどうしても海面に出している時間が長く、頭が暑くて頭痛と目眩がします。

 

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まだスノーケルを付けていた頃の写真

 

帰宅してからクーラーの効いた部屋でしばらく仮眠を取ったのですが鎮痛剤を飲んでも頭痛は治らず、夜中までずっと頭がガンガンしてました。

 

 

そんな事があったので、今日は思い切ってフードを被らずに海女をしてみることに!

 

とは言え、何も被らずに行くと海中で髪の毛が視界に入って邪魔になりそうで嫌だな〜と思ったので、手ぬぐいを巻いていくことにしました。

 

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(うーん、こんな感じだったっけ…?)

 


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完成☆(眉毛ないwww)

 

以前、サチバアに手ぬぐいを使った『海女のほうかぶり(ほっかぶり)』のやり方を教えてもらったので、思い出しながら手ぬぐいを巻いてみました。

 

熱中症対策ではありましたが、思いがけず伝統的な(?)海女のスタイルを再現することになりました!!(笑)

 

海の中で手ぬぐいが解けないかと心配でしたが、水に濡れた手ぬぐい生地はピタッと肌に張り付いて、簡単に巻いただけの手ぬぐいは漁の間も解ける事はありませんでした。

 

肝心ののぼせ対策ですが、やはりフードと比べても断然に手ぬぐいの方が心地よく、頭がのぼせる事もなく漁が出来ました!

 

 

 

 

 

難点としましては、フードを被っていた時に比べて水中の音が気になります。

海底の砂利(砂)の動く音、遠くを走る船の音、波の音、泡の音。

普段はさして気にならないような音がものすごくクリアに聞こえてしまうので、気が散ります。この辺りは「慣れ」なのでしょうが。

 

あとは耳に水が入りまくるので気持ち悪いのと、フードの時は気にならなかった ”耳抜きが必要になりそうな感覚” が嫌でしたね。

 

私は最近は6メートルくらいの深さなら耳抜きなしで潜れるように体が変わってきたのですが、今日はちょっと鼓膜に違和感がありました。

 

磯メガネはゴーグルと違って「バルサルバ法」での耳抜きができないため、潜り始めは「これは耳抜けないか…?」と思いヒヤリとしましたが、特に耳も傷めることなく漁を終えられました。

 


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急にベテラン感が漂います!

格好だけですが(笑)

 


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本日もアワビ8枚の大漁でございました☆ 

 

 

地球温暖化による海水温の上昇でそのうち昔のようにまた「白い磯着」(木綿で出来たシャツと腰巻き)姿で海女が海に潜るようになる日が来るかもしれませんね。

 

 

という訳で、図らずも「磯メガネ」に「手ぬぐい」という伝統的な海女の格好で漁に行ってきました。というレポでした!

 

水温が高い夏の間はしばらくこの格好で潜ろうと思いまーす!

 

では☆