海女日記 < 新米海女リッチャン >

都会のOLが海女に転身?!海女修行&漁師町ライフをご紹介します!

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

口笛会

2016年2月5日、石鏡では 「口笛会(くちぶえかい)」がありました。石鏡中の海女さんが一堂に会し、昨年全体でかかった経費を確認したり今年の漁の時期や当番を決めたりする集会です。午後6時。漁協の1階にある集会所に漁協の職員の方々、50名近く…

ウシノシテ

タイトルの「ウシノシテ」とは、こちらで人気の海藻「イロロ」のことですよ元々は「牛の舌」と呼ばれていたものが訛ったんじゃないかという話ですが、本当のところはわかりませんそもそも、なんで牛の舌2月某日、潮が良く引いた昼下がり、師匠と一緒にウシ…

海女の朝②

前回の記事はこちら↓ *************************************「今日は海女がある」となれば、急いで支度をしなければなりませんもはやキッチンは戦場の如く大急ぎで昼のお弁当とお茶を準備します。同時進行でウェットスーツなども準備 海女の出漁時間は朝の…

新妻全開

夫が出張でしばらく家を空けることに。久方ぶりの「一人暮らし」に胸が躍ります 鬼の居ぬ間にナントヤラ、と言いますが、やりたい事がたくさんッ! でもまず、その前に。 まずはこのとっちらかったお部屋を片付けなければ・・・ 意外にも夫は「お片付け」に…

ボウシュウボラ

以前、ホラガイの卵として 間違ってブログに書いてしまった ボウシュウボラ 先日の網バラキで 網にかかっていたので、 すかさずパシャリ 石鏡では ホラガイはとれたこと ないんですって。 ボウシュウボラは大きいから 網から外すのも そんなに難しくありませ…

一代守り

ついに!ついに!! GETしました! 「一代守り」 毎年2月18日は 海女さんにとって大切な日。 海の神様を祀る 青峰山へ 御祈祷、護摩を焚きに行きます。 そして青峰山で手に入るのが この、一代守り。 海女さんが身に着ける 海上安全の御守りです。 真綿に…

拝啓、あの頃の私へ

子供の頃 家族で行った旅行でビーチを散歩している時に 不思議な物を見つけました。 丸くて、白くて、 真ん中に「お花」のマークがある 不思議な物。 サンゴのような・・・貝のような・・・?それとも、海底にはこんな石が落ちているのかなぁー??気にはな…

舌をトレーニング

結婚生活で困る事。いろいろあります。例えば、『ご飯』我が家は夫がご飯担当毎日、美味しい料理を作ってくれますただ、誤解して頂きたくないのですが私も料理、できるのですよ? 高校を卒業してから ずーっと一人暮らしでしたのでそれなのに何故、夫が料理…

海女の朝①

海女さんの1日は早く、そして慌ただしい・・・大体みんな4時半か5時には起きてるそうです6時になると、「日和見(ひよりみ)」と呼ばれる当番の海女さん達が漁協に集合し、海や天気の状態を見ながら、『今日は海女漁へ行くか行かないか』を話し合います…

アラメ

先日ご紹介した「ヒジキ」を炊く際に一緒に煮つける海藻、「アラメ」標準和名を「サガラメ」と言います。 アラメと一緒にヒジキを炊くと綺麗にまっ黒になるそうですこれとよく似た海藻に「アモト」と言うものがあるのですが、アモトは食べられません。「アラ…

住所

1月に入り 冬の寒さがかなり こたえるようになりました ただ、 名古屋に住んでいた時とは 寒さが明らかに違います。 鳥羽の方が 絶対に寒いです 我が家は築40年以上の 平屋の一戸建て。 知人の空き家を 貸してもらっています。 広いお家を 格安で提供して…

ヒジキ③

前回の記事はこちら↓ *************** 1度茹でたヒジキ。 2度目の天日干しの後は いよいよ選別と袋詰めの作業です。 ①天日干し後。パリパリに乾いたヒジキはアラメのおかげで真っ黒になりました。 量も茹でる前の半分くらいになってます。 …

ヒジキ②

前回の記事はこちら↓ *************** ステップ 3)茹でる のご紹介です。 ヒジキは干した後、 一度大釜で茹でます。 天日干しした後のヒジキは 元の海藻色(モスグリーン)から 黒っぽい色に変わります。 大釜は かなり本格的な設備なので、 ど…

ヒジキ①

知る人ぞ知る、「石鏡のヒジキ」あまり他所には出回らない高級品なのだそうで通常スーパーなどで見かけるヒジキは中国や韓国からの輸入物がほとんどなんですって。ヒジキをそんなに食べた事ないのであまり意識をしたことが無いのですが石鏡のヒジキは味が濃…