前回の記事はこちら↓
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今回は
海女小屋での過ごし方
をご紹介しますネ
海女小屋の外観と中は
こんな感じ↓↓
(過去の記事: 「海女小屋」)
初めて見ると
「おおっ・・・これが・・・!」
としばし立ち尽くします(笑)
21世紀の日本にまだ
こんな掘っ建て小屋があるなんて
妙なトキメキを覚えます
何となく、座る位置が決まっていて、
みな自分のスペースに
物を置いてます。
大体みんな
海女小屋に着いたらまず
お弁当とお茶とお菓子を
小屋の中の「マイスペース」に置いて、
ゴザを敷いて、
それから小屋を出て
海女の道具の準備をしたり、
川から汲んできた水を
缶に入れておきます。
この水の入った缶は
漁に行く直前に
海女小屋のカマドの脇に置いておき、
沸いてお湯になったものを
漁の後に浴びて使います。
準備が出来た人が
カマドに木をくべて火をおこし、
その後は
漁の時間までまったりと
過ごします
持ち寄ったお菓子を
みんなでシェアして食べながら、
「今日はどっちへ泳いでいこうか?」
なんて漁場の相談をしたり、
家族の事や
石鏡のゴシップ(←!)、
シェアしたオカズの事など
他愛もない事をしゃべって
ケラケラ笑ったりして
1時間ほど過ごすのですが、
もう・・・
楽しくてたまりません
わたしは
よく体調を壊すので、
海女に行けないこともあるのですが、
そんな時でも
海女小屋でみんなとおしゃべり
したいがために、
漁に行けないくせに
海女小屋に行く事があります(笑)
でも、わたし以外にも
年をとって海女を引退した
石鏡のばーちゃん達の中にも
そうやってただ「しゃべりに」
海女小屋に来る人も
結構、いるみたいデスよ?
8時半から出漁なので、
8時くらいになるとみんな
ウェットスーツを着始めます
そして小屋を出る前に青峰山 で貰ってきた
護摩の灰を頂いたら
額と口にサッとこすりつけて
目を閉じ、
本日の漁が安全に終わる事を
祈願します。
小屋を出る前に
先ほどの水の入った缶を
火の回りに据えて、
小屋の扉を閉め、
道具を持ったら
ターコバアの
「さぁ、今日も頑張りまっしょーう」
の掛け声に
「頑張りまっしょーう」
と元気よく答えたら(笑)、
本日のポイントまで
みんなでゾロゾロと
歩いて向かいます。
・・・と、こんな感じデス
海女小屋自体は
ボロボロで決して
居心地が良いとは言えませんが、
この「仲間と過ごす時間」が
あまりに魅力的すぎて、
ついつい
長居してしまいます