海女日記 < 新米海女リッチャン >

都会のOLが海女に転身?漁師町ライフブログ

海女小屋を移籍

 
こんにちは、新米海女のリッチャンです。
 
 
2019年、私リッチャン、
 
実は海女小屋を
移籍
する事に相成りました!
 
超!ビッグ・ニュースです!!!
 
 
通常海女さんは一度入ったカマド(海女小屋)で一生海女を続けるもの。
 
カマドと言うのは、単なる【小屋の協同利用者】と言うものではなく、姉妹のような、家族のような、とても深くて近しい間柄 になります。
 
カマドを出て他へ行くなんて、よっぽどの事が無ければ、普通、ありえない・・・!!
 
カマドの移籍を考え始めた頃、「仲間に不義理をする事になるのでは」と考え、ずっとその想いを言えずにいました。
 
ですが、意を決して夫に相談した所、「やってみろ。サポートする!」意外にも応援してくれ、新しく受け入れてくださるカマドを探したり、乗せて頂く船をお願いしたりと手はずを整える事が出来ました!
 
↑断られるの、地味に凹みました・・・
逆に受け入れてもらえたカマドの人からは「なぜ最初に私に言わない!水臭い!」と怒られました(笑)
 
 
移籍の理由はいくつかありますが、一番の理由は 
海女としてもっと成長したい
と考えた事です。
 
これまでは1つのビーチを拠点として、海女小屋から歩きと泳ぎで移動できる範囲が、私の漁場。
 
その漁場のスペシャリストになれる一方で、他の磯場の事を知る機会が全くなく、天気や獲物の良し悪しに関わらずいつも同じ場所を潜ります。
 
一方で、これからお世話になるカマドは船に乗って石鏡中の漁場へ行き、天気や漁の加減によって潜る場所を日々変えます。
 
その分海女のレベルが高く、競争心の強い、比較的若めの海女さん達が在籍している事もあり、今までの様な和気あいあいとした穏やかな雰囲気とは違った、本当の
【オンナの世界】足を踏み入れる事になると思います・・・・・
 
磯場を広く経験出来るので、潮の流れのキツイ場所や海の地形が異なる場所を潜る事で海女としてのスキルや経験値を高められる可能性がありますが、これまでと違い「船賃」と呼ばれるものを都度払わなくてはいけないので漁が少ない場合は、収入がマイナスになることもあり得ます。
 
知らない磯場を潜るので最初のうちはきっと大してアワビも獲れないでしょう・・・
 
もちろん、今まで在籍していたカマドでも自身の能力は上げられると思います。
 
ですが、ど素人で始めた海女。
他の海を知らない以上、石鏡の海だけでももっと広く、多く経験をしてレベルの高い海女さん達と張り合い切磋琢磨して更に成長したい!という欲にも近い想いからカマド移籍という決断をしました。
 
もちろん、私の海女の師匠は永遠にターコバア一人と思っています。
 
移籍についてもターコバアから「なぜ?」と言われましたが、理由を説明すると
「若い時に色々と経験するのは良いかもしれない」
と最後には言ってくれました。
 
噂によれば、私たちのような他所からやってきて海女を始めた人をあまりよく思ってらっしゃらない年配の海女さんもまだ少なからずいるらしく、新しいカマド、船で彼女たちと上手く付き合っていけるか今から少し心配です。
 
実はすでに別のカマドの海女さんから
「元いたカマドに戻ったら?」
と先日、言われました。
 
ドキッとしましたが、「そう言わないでよ~」と笑って誤魔化しました。
 
想定内の反応です、大丈夫、大丈夫。
 
海女よりも人間関係の方で苦労する気が・・・します。
まぁ、なんとかなるでしょう(*^_^*)
 
石鏡に住んで4年。
【心底意地悪な人は、居ない!】
というのが、私の結論です。
 
癖のある人もいますが、話せば皆さん良い人でした。
 
イメージとコミュニケーション不足が原因だったと分かり、段々と打ち解けた海女さんも何名かいます。
 
【コミュニケーションで大体はカバーできる】
 
それが分かった今は、前より知らない海女さんが怖くありません! 
 
また新しいカマドや船での海女漁の様子についてもこれからブログにして行きたいと思っていますので、どうぞご期待下さい!