食材の買い出しは
夫の担当です。
仕事帰りに
いつも色々と買ってきてくれます。
ドサーッと
買い物袋をテーブルに置く夫。
私はいそいそと中身をチェックし
冷蔵庫や戸棚に
食材を入れます。
(今日は何買ってきたのかなー)
と思いながら袋をのぞくと
なにやら菓子パンがどっさり。
(なんでこんなにたくさんパン?)
と不思議に思いましたが、
その時は触れず。
しかし翌朝になって気が付きました。
これ、たぶん私にだッ!!
夫と買い物に行く際、
よく
「石鏡にはパン屋さんが無いから
時々すごーくパンが食べたくなるねッ!」
という話をして
菓子パンのコーナーを
ウロウロします。
でも、私はほぼ収入がゼロなので
「パンは贅沢品ですね。我慢、我慢。」
と言って、スーパーで一人
自己完結させています。
夫の稼いだお金で生活しているという
罪悪感がちょっぴりあるので
嗜好品を買うのは
気が引けます
以前は週末になると
パン屋さんで焼き立てのパンを買って
美味しいコーヒーをお共に
優雅な朝食を楽しんでいたのですが、
今ではそれも中々叶わず・・・
いえ、大して不満ではないのですが
時々ふとあの感じが
恋しくなるのです
そして
菓子パンを大量に買ってきたのに
翌朝も夫がそれに
手を付けていないのを見て、
このパンは私の為に
買って来てくれた物なんだと
気が付きました
あ。昨日、買い物袋を置いた時
なにかゴニョゴニョ言ってたけれど、
このことだったのかな・・・
(疲れて不機嫌なのかと思って聞き返さなかったけど)
朝から夫の優しさに気が付いたせいで
その日は一日中
キュンキュンしていました
夫のような
なタイプの人は、
その親切が分かりづらくて
周りから誤解もされやすそうですが、
その「良さ」に気付くと
相手をものすごーく
感動させますよねっ
言葉が足らず
言い方も結構きついので
相手をイラッとさせることも多い
夫ですが、
根は本当に良い人なのだなぁーと
つくづく感じます。
今回は
単なる菓子パンではありますが
そのさりげない優しさに
グッときました
と!
ここまで書いたところで
新事実!
パン、自分用だったらしいです
つい先ほど、
「あれー、俺のパンが減ってるー」
という捨て台詞を吐いて
どこかへ行ってしまいました・・・
えええーーッッ
そ、そんな・・・ッ
ワタシのときめき
返せーーーッ!!!