海女日記 < 新米海女リッチャン >

都会のOLが海女に転身?!海女修行&漁師町ライフをご紹介します!

2年目のアワビ口




 
2017年4月23日、
 
海女になって2年目の
 
アワビの口開け
 
がありましたクラッカークラッカークラッカー
 
 
 
 
 
大安吉日のこの日、
 
空の天気は良かったのですが、
 
海の中は打って変わって
 
濁っていて真っ白(なんの濁りなんでしょうアセアセ?
 
波が高くてサーフィンできそう!
 
長藻(いわゆるアカモクホンダワラ)が
 
ワサワサと生い茂って体中に絡まって危険!!
 
と散々なコンディションアセアセ
 
 
 
 
確か去年の口開けも
すごい悪天候だったなぁ~・・・
右矢印去年のブログ:『アワビ口開け!』
 
 
 
 
 
それでも1本目の漁で
 
何とか黒アワビを一つGETしましたが、
 
波酔いで気持ち悪いし
 
濁ってなーーんにも見えないし、
 
藻が絡まって危うく溺れかけたりと
 
怖い思いをしましたえーん
 
 
 
 
特に藻に関しては
 
手持ちの鎌で切り払いながら
 
泳ぎましたが、
 
切っても切ってもキリがないッダウンダウン
 
勢いあまって
 
左手のグローブを切ってしまいました。
 
ゆ・・・ 指切らなくてよかった滝汗汗
 
 
 
 
 
藻が足に絡まって引っ張られて
 
浮上するのに手間取ったり、
 
水面に出て呼吸をしようにも
 
スノーケルに絡まった藻で
 
息ができなくなったりと散々。
 
浮上時に咥えていたスノーケルを離して
 
息を吸えば良かったと
 
後で気付きました・・・
 
 
 
 
 
2本目の漁に出て
 
10分もしないうちに、
 
「もうこれ、今日ダメだ」
 
「これ以上やったら命取られる」
 
と思い、近くにいたターコバアに
 
「上がります!」と伝えて
 
早々に海から上がりました。
 
 
 
 
結果として
 
2年目最初の夏磯でしたが
 
黒アワビ1個で終了。
 
石鏡に帰ってから
 
海女さんや漁師さんに
 
「ダメじゃないか~はな(最初の日)なのに」
 
と笑われましたが、
 
アワビ獲る為に死ぬのは嫌だと思い
 
へっぽこ海女のワタクシ、
 
恥を忍んで逃げ帰ってきました!!
 
 
 
 
 
何とでも言ってくれ、
 
だって怖かったんだッ!!
 
 
 
 
 
あんなスゴイ日だったのに、
 
それでもターコバアや朝子さん、
 
石鏡の他の組の海女さん達は
 
たくさんのアワビを獲ってきていました。
 
 
 
 
え、どういうこと?
 
同じ場所潜ってたんですよね?
 
あの波と濁りと藻の海の中で
 
何故そんなに獲れるの・・・?
 
 
 
どういうこと??(← くどい)
 
 
 
 
 
自分がへっぽこなのは分かりますが
 
先輩海女さん達、本当、比較にならない。
 
凄すぎます。
 
 
 
 
おかずき(上級海女)と呼ばれる
 
仲良しの海女さん、
 
「どうだった?」と聞くと、
 
にやっと笑って
 
「まぁ・・・まぁ、かな」と。
 
指さした彼女の『おんびかご』
(=アワビを入れる竹で編んだカゴ)
 
を見ると、
 
はち切れんばかりに詰め込まれた
 
たくさんのアワビがッ!!!
 
 
 
 
え、どういうこと???(← くどすぎる)
 
 
 
 
目をまん丸にして
 
口をパクパクする私を見て
 
「フフフッ。あんたもそのうち、ね?」
 
と言って去って行きました。
 
 
 
 
あとから聞いたところによると
 
その日のアワビの単価(浜値)は
 
¥13,000/キロ 近くしたそう!!
 
過去最高値ですってキラキラ
 
 
 
 
あの海女さん、
 
あの日1日で
 
いくら稼いだんだろう・・・アセアセ
 
 
 
 
 
一方のワタシは
 
黒アワビ1つと
 
トコブシがいくつかあっただけなので
 
水揚げはしませんでした。
 
 
 
 
 
獲ったアワビは『初物!』という事で
 
我が家の大黒柱・夫さまに食べて頂きました。
 
 
 
 
と言っても、私が刺身にするより
 
彼がした方が上手なので
 
差し上げたのち
 
彼に美味しく調理して頂きましたナイフとフォーク音譜音譜
 
 
 
 
 
「なんで俺が・・・」と
 
ブツブツ文句を言っていた夫タラー
 
 
 
ごめんね・・・ 高級品だから
 
失敗したくなかったんだお願いアセアセ
 
お刺身作る練習も頑張りますッ!
 
 
 
 
そんなこんなで
 
思うようにいかなかった
 
アワビ漁のスタートでしたダウンダウン