海女日記 < 新米海女リッチャン >

都会のOLが海女に転身?漁師町ライフブログ

海女サミット2017②

 

 

前回のブログはこちら

 

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今回のサミット初日のテーマ

『海女と観光』について。

 

 

 

私自身、海女と観光を結び付けようと考えた時に

まず初めに考えてしまうのが

海女という女性の世界の見せ方です。

 

 

 

ブログでも何度か書いていますが

海女小屋に人を連れて行ったり 

自分たちが潜っている姿を見せる時、

大変失礼ながら

「この人は危険な人ではないだろうか」

とまず疑います。

 

 

昔と違って

上半身裸で潜る事はありませんが、 

それでも女ばかりが粗末な小屋に集まり

外で着替えをしたり水浴びをしたり、

 

 

他ではあまり見られなくなった

とても原始的で素朴な行動をします。

 

 

そのため

" 変な目で見られないか "

それを気にします。

 

 

 

東京海洋大学の小暮修三先生が

昭和から今にかけて

『海女』というテーマで

様々な映画が作られたことを

紹介して下さいました。

 

その中で、

あからさまなヌードのシーンがあったり

ピンク映画の主人公になったりと

『海女』がエロティックな対象として

大衆に見られた(見せられていた)

という事を知り、

日本人の私などは

(ああ、やっぱりそういう時代もあったんだナ)

と思いながらお話を伺っていましたが、

「その歴史」を知って

韓国の海女さん達

大変ショックを受けたようで

皆さんすごく動揺されていましたアセアセ

 

 

 

 

小暮先生もそんなつもりはなかったようで

とても申し訳なさそうでしたが

別に先生が悪いわけではありません。

 

 

ただ悲しいことに

海女が日本の歴史や文化の中で

ミステリアスで性的な対象として利用された事は

隠しようのない事実で、

それは今もまだこの国の文化に

残っていると感じます・・・

 

 

海女の持つ

海という未知の世界に生きる神秘性

過酷な環境に身を投じる強さ

仲間を想い大切にする温かさ優しさ

そして鍛え抜かれた肉体美

しなやかで強靭な精神・・・

 

 

 

あまりに美しくて、

私などは80歳のお師匠の姿に

なんどもハッとさせられます。

 

 

 

その美しさを見て欲しい。

けれどもまだ一部には

『若くて可愛い海女ちゃん』

それを求める人やメディアも

多数いるのではないかと感じます。

 

 

 

海女の美しさやすごさは

そこじゃないのにッ!!

 

 

 

だから、難しいのです、

メディアや観光客が

海女の『なに』を見に来ているのか、

それを見定めて受け入れないと

海女の世界がオカシナ方向に

利用されかねないのですもやもや

 

 

そういった過去の失敗例から

海女と観光を結び付ける難しさと

しかしやはり世間や世界は

『海女』を見たがっている、知りたがっているのだという事を

今回のサミットを通じて

改めて認識しました。

 

 

 

海女、という商品(あえて商品と言います)

非常に魅力的です。

 

後継者不足という問題も

ある意味ではむしろ

『消えてしまいそうな伝統文化』

としての希少価値があります。

 

 

だからこそ

「ご利用は計画的に」

ではないですが、

きちんと関係者全員が

同じ方向を向いて考える

必要があると感じます。

 

 

 

ブームを作って

一気に大衆に消費され尽くすのか

(サミットで聞いたの言葉。すごく刺さりました)

それとも

長く、そして着実に

ファンを増やし人を呼び込み続けるのか。

 

 

現役の海女さんは

今まで通り

明るく楽しく元気に

海女を続けるのが一番です。

 

 

あとは周り

私たちのような若手と呼ばれる海女が

 

人や世間に翻弄されず、利用されず、

自ら勉強し、協力し助け合い、

自分の個性や特技を活かしながら

海女の美しさやすごさを

正しい方法で、正しい方向に

伝えていく努力が必要、かとえー!

 

 

 

真面目だね~

やだやだ(笑)

 

 

 

 

 

<<< 追記 >>>

 

今回のブログについては

自身の意見ももちろんありますが、

サミットでお話を伺った方々からの

情報やご意見、刺激が大変多かったので、

アイディア泥棒にならないように

特に影響を受けた皆さまのお名前を

記載させて頂きたいと思います。

 

それ以外でも個人的にお話をさせて頂いた皆様。

大変勉強になりました。ありがとうございます!

 

東京海洋大学 小暮修三 准教授

海の博物館 縣拓也 学芸員

韓国 東義大学 劉亨淑 教授

久慈市観光交流課 夕向司 課長

成城大学 小島孝夫 教授

海女振興協議会 塚本明 副会長

鳥羽市観光協会 世古晃文 様

鳥羽磯部漁業協同組合 永富洋一  代表理事組合長

 

 

 

た・だ・ね?

 

正直に言いますと上記の方の中にも「その考えは同意できない」と思う意見もあれば、同じ方でも別の考えの部分では「なるほどなぁ~確かに」と思う事があったりしたので、お名前を記載させて頂いた皆さん全員の意見をマルっと全部参考にさせて頂いて、同意したわけではないです。ので、悪しからず!

 

 

・・・えっ?言わなくていいですかコレ?