海女日記 < 新米海女リッチャン >

都会のOLが海女に転身?!海女修行&漁師町ライフをご紹介します!

海女の恰好


朝起きると少し肌寒く

日に日に秋が深まっていくのを感じますね




さて、海女漁へ行くのも少しずつ慣れてきた

今日この頃。




そんな今日は

私が海女へ行くときの恰好や持ち物を

ご紹介してみようと思います


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<海女に行く時の恰好>




【着用】
 
ウェットスーツ(上下)
フード
マスク&スノーケル
マリンブーツ
ウェイト7kg
 
【持って行くもの】
 
フィン
タンポ
カギノミ
スカリ
重石入れの袋



★ウェイト
ウェイトは7kgと重めです。
ウェットスーツがロクハン(詳しくは過去のブログを見てみてください)
で浮きやすいので、ウェイトを重めにしてあります。
 
泳いだり潜ったりする分には問題ないのですが、
漁が終わって、陸に上がってから海女小屋に帰るまでが
本当にしんどいです
 
 
★スノーケル
石鏡の海女さんで
スノーケルを付けているのは私だけです。
 
スノーケルについては賛否両論。
潜っている最中に海藻や岩にスノーケルが引っかかると危ないので
辞めた方がいいと、ばあちゃんたちには言われます。
 
ただ、メリットとして
海面で海中の獲物を探したりする際
呼吸のためにいちいち顔を海面に上げなくていいので
首の後ろを傷めないでいい事
海上で休んでいる時にとっても楽なことが挙げられます。
 
夫からはスノーケル着用をおススメされたので
私は付けて潜ってます。
 
ただ、時々本当に海藻に引っかかったりして
「ヒヤッ」とする事があります
 
 
★タンポ(一式)
タンポはターコバアが作ってくれました
直径50cmくらいの、小振りなやつです。
 
できたらもう一回り大きいタンポの方が安定するので、
今度ターコバアに習って自分で作ってみようと思ってます。
 
このタンポに
獲物を岩からかき獲る「カギノミ」や
獲物を入れる「スカリ」、
漁をしている間にタンポが潮に流されないよう
海中に落としてアンカーとして使う「重石(おもし)入れ」と「ロープ」
等が括り付けられています。
 
重石となる石は
海に入る直前に岸で拾って袋に入れます。
 
私は「あさっぱ」(浅っぱ、かな?)と呼ばれる
浅い所しか潜らない(潜れない)海女さんなので、
重石のロープは5~6m程度と短めにしてあります。
 
ロープが長すぎると、
獲物をとって海面に上がってきた時
タンポが遥か彼方に流されて行ってしまっており、
「あそこまで泳ぐのか」と思うと
かなり萎えます・・・
 

 
短すぎるとアンカーにならないし、
「自分の実力」と
「今日潜る場所の深さ」をきちんと把握して
ロープの長さを調整しないといけません。


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海女のばあちゃんたちは

マスクの代わりに「磯メガネ」をしていたり、

ウェットスーツも体にピタッとするものでなく

薄手でガバガバしたものを着ています。

道具にはあまりお金をかけず

ダメになったらすぐ買い替えるみたいです。




ただ、

「磯メガネ」は目も鼻も眼鏡の中に入ってしまうので

指で鼻を抑えてやる「耳抜き」ができず、

危ないなぁと思ってしまいます・・・




伝統的な海女漁のスタイルとは

多少異なりますが

これが今の私の海女スタイルです