海女日記 < 新米海女リッチャン >

都会のOLが海女に転身?!海女修行&漁師町ライフをご紹介します!

ゲストハウス①

 

夫と初めて会ったのは

 

今から2年ほど前。

 

 

 

夫の行きつけの

 

バリ料理屋さん

 

食事をしながら

 

色んな事を話しました。

 

 

 

当時の私は

 

会社員として

 

バリバリキャリアを積んで

 

海外の支社長になって

 

日本のいいものを

海外に発信する

 

仕事がしたい

 

という夢がありました。

 

そして、結婚とは

 

自立した2人の個性ある人間が

互いに刺激し合い

一緒に成長していける関係

 

という、私の理想を

 

初対面の夫は嬉しそうに聞いてくれ、

 

出会ったその日

 

わたし達は

 

結婚の約束をしましたニコニコ

 

 

 

 

 

しかし、
 
私は会社を辞め
 
海女さんと言いつつも
 
実質の無職になり、
 
フリーランスの夫への
 
金銭的なサポートが
 
出来なくなった上に
 
自分の得意とするフィールドを離れ
 
全くの「役立たず」になってしまい、
 
私と結婚していても
 
夫には何のメリットもない
 
という事が
 
段々と苦しくなり

 

「夫との約束が果たせない」
 
「申し訳ない」
 
「別れた方がお互いの為なのでは・・・」
 
とネガティブな考えを
 
持つようになりましたショボーンタラー
 
 
 
 
元々は
 
子供を授かりたいという思いで
 
鳥羽への移住を決意し、
 
退社→海女に転職
 
をしたのですが
 
子供も授からず、海女も上達しない。
 
 
 
 
何やってるんだろう
 
何で仕事辞めちゃったんだろう
 
バカだ、私。
 
イライラ・・・ウジウジ・・・
 
 
 
 
結婚に「損得勘定」を
 
持ち込んでは
 
いけないと思いますが、
 
私の頭は
 
「この結婚は、“損”!!」
 
と、はっきり言っていましたショボーン汗
 
 
 
 
欝々としながらも
 
なんとか自身の語学力と
 
貿易の知識を使って
 
海女以外の仕事が出来ないかと
 
考えていましたが
 
中々上手く行きません。
 
 
 
そんな折、
 
夫が突然
 
「ゲストハウスやるぞ!」
 
と言い出し
 
私にそのホームページ作成を
 
指示してきました。
 
 
 
 
夫に言われるまま
 
適当にダラダラと
 
ホームページっぽいものを
 
作り始めたのですが、
 
そもそもどんなゲストハウスになるのか
 
想像もつきません。
 
夫は何を考えてるんだ・・・DASH!
 
と思いながら作業をしていたある日
 
「真剣にやれよ。
このゲストハウスのオーナーは
お前なんだからな!?」
 
と夫が言い出しました。
 
 
 
・・・はい?
 
 
 
突然の発言に驚き
 
勝手に話を進める夫に苛立ち
 
「なんで勝手にそんな事を決めるのッ!?」
 
と口論にムキーメラメラ
 
結婚生活への不安や諦めから
 
ずっとストレスを溜め込んでいたので
 
夫の行動に怒りが収まりません!!
 
 
突然ゲストハウスをやりたいと
 
言い出したり、
 
わたしに仕事を下さろうとする
 
方々からのご依頼に
 
「その仕事は○○(私)じゃなくても
出来る仕事だろ?
あまり気が進まないな・・・」
 
といちいち難色を示したり。
 
 
 
 
わたしはわたしなりに
 
今の状況を変えようと
 
努力しているのに!
 
と、
 
溜まっていた鬱憤を
 
石鏡に来てから初めて
 
夫に向かって吐き出しました。