今日はちょっと、真面目なお話をします。
それは、
『何故、私はブログを書くのか』
という事について。
今年の3月に書いた
こちらの記事。
実際のエピソードを元に
移住者が田舎へ来て起こる問題について
ブログに書きました。
改めて文字にする事で問題提起をしたかったからです。
この記事については
事が起こってから約1カ月、
私の中で
「書くべきか、書かざるべきか」
という葛藤がありました。
私が日記ではなく
あえてブログという手段を使って
日々の出来事を記録していこうと
思った背景には、
『今、自分が見たり感じたりしたことを
より多くの方に知ってもらい、
田舎暮らしや海女の良い所だけでない
外からは見えない問題を見せ、
今後、新たに移住してくる方の
道しるべになる様にしたい』
という
想いがありました。
テレビの情報や
移住相談会だけでは分からない
移住や海女、漁師の
リアルを世の中に見せ
たくさんの人に考えて貰おうと
思ったからです。
そのために、
3月のあの記事を書くことは
とても重要な事でした。
書くことによって
人がどう思うか・・・
人にどう思われるか・・・
とても不安でした。
でも、
これを書けるのは
その場にいた私しかいません。
「当事者も行政も、現状をきちんと認識して考えなければいけない」
と、夫は言います。
夫は、
「当事者にならなければ分からない事がある」
そう考えて
自らこの石鏡町へ移住しました。
誰かの悪口を言ったり
相手を傷付けてやろうなんて気持ちは
ありません。
立場や人によって
考えや意見は様々でしょう。
私は
目の前で起こった事について
私なりに解釈をし、
記事にしています。
個人が特定されないように
名前をニックネームにしたり
似顔絵も似過ぎないように
気を付けたりしているつもりです。
テレビや新聞で
顔や実名の出ている方については
その方の活動を応援すべく
あえて分かりやすいニックネームに
したりしています。
不快に思われる方も
いるかもしれません。
でも、目を背けずに
きちんと問題に目を向け
どうしたら良いのか
考えて欲しいのです。
何故ならその問題は
その方やこの地域だから起こった事ではなく
人口が減りつつある
あらゆる地域で
都会から人を受け入れる時に
起こりうる問題だからです。
きっと同じ問題で
頭を悩ませている人や地域が
日本全国、
他にもたくさん存在すると思います。
私がブログを書くことで
そこに暮らす人や地域が
少しでも良くなり
一歩前に進むことが出来たら良いな。
そんな思いで
ブログを書いています。
海女という仕事は
潜るだけが仕事だけではありません。
これは今の私の考えですが、
海女とは、
海女漁を含めた
彼女達のライフスタイル全てなのだと思います。
漁のない日に
畑に出て野菜や果物を育てたり、
近所の人に食べ物をお裾分けしに行きがてら
たわいもないおしゃべりをしたり、
漁師の網仕事を手伝ったり、
たまに他所へ日雇いのバイトに行ったり。
それでも毎日、
海を眺めて
「ああ、ありがたいなぁ。」
って思って・・・
漠然としすぎてすみません
でも、
考え方とか、生き方とか、習慣とか
そういうもの全部ひっくるめて
『海女』なのだと感じています。
「海女を増やしたい」
たくさんの方がそう思って
活動されています。
では、彼らの思う海女とは
一体なんなのか。
海女を増やすには
何を増やしたらいいのか。
獲物の数?単価?
人数が増えれば、それでいい?
補助金を出して人を呼べばいいのか?
先に書いたように、
立場や人によって
考えや意見は様々でしょう。
私は、ブログを書きます。
これが私のやり方です。
みなさんは、どう思われますか?