こんにちは、リッチャンです。
・・・・・ 白状します。
先日の海女漁、
ワタクシ、ズルを致しました。
この日は朝の1本目の漁
初めて行ったポイントで
すごく良い岩場を見つけてしまいました![]()
とても浅い所だったのですが
大きな岩がある場所で、
岩の下はトンネルのような穴になっており
奥をのぞくと
大きなアワビがいくつも
ペタペタッとくっついているんです![]()
大興奮したのも束の間、
アワビをおこそうにも
腕がギリギリ届くくらい奥に居たり
角度的にノミが入らない場所に居たり
ものすごく獲るのが難しくって![]()
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でもでも!見つけちゃったし!
このまま放っておいて
諦めるわけにはいかないしッ![]()
何度かトライしましたが
どうしても目当てのアワビが獲れません。
アワビはぎっちり岩に食らいついているし
このままでは埒が明かないと
これは2本目の漁でリベンジだ!と
その場を離れました。
休憩を終え2本目の漁へ行こうと
海女小屋から海へ向かって歩きかけると
なんだか見慣れた顔が・・・
スノーケルを付けた夫が
一足先に泳いでいました。
調査のために私の潜る磯場へ
潜りに来ていたとの事でした。
「今からアワビのリベンジに行くんだ!」
と伝えると、
面白そうだと思ったのか
「見に行ってやる」
と夫も一緒についてきました。
先ほどのポイントにつくと早速
休憩時間に考えた方法でアワビを獲ろうと
小ノミ(このみ)を2丁、
アワビの横から差し込み
大ノミでガンガンと打ち付けて
ノミを食い込ませ
アワビをはがそうと試みましたが
びくともしません![]()
息継ぎをしながら何度もトライしますが
アワビの吸着力が強すぎて
私の力ではどうあっても
はがせません・・・
チラッと夫の方を見ると![]()
私の意図を察したのか
「・・・俺がやろうか?」と。
悔しいとか見栄とか
もうどうでもよいのですね、
「お願いしますッ!」
と満面の笑み
で
道具を差し出しました(笑)
夫が潜っている間
トンネルの反対側からその様子をのぞき
彼がアワビを器用にはがし取るのを
眺めていました。

やっぱり男の人って力ありますね、海の中でも。
たぶん同じように私がやったとしても
アワビは獲れなかったと思います。
男のアマ(海士)さんを
女の海女さんが嫌がる理由が
分かってしまいましたネ。
こりゃ勝てないわー!![]()
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その後も夫は
私が気付いていなかった
別のアワビまでも獲って来てくれて
私のスカリ(網袋)には
彼のおかげで巨大なアワビが4つも![]()
これだけで1万円分くらいのアワビです。
良い仕事をした夫は
ニヤリと満足げに笑って
去っていきました。
カッコ良すぎかッ![]()
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しかし今日の収入が
彼の獲って来てくれた
アワビだけと言うのは、
いくらへっぽこ海女の私としても
悔しすぎるので、
その後なんとか頑張りまして
自力でアワビを3つ追加しました。
しかしおかげで大漁です!
にやにやしながら帰りましたが、
ふと
(夫に手伝ってもらったと言ったらよく思わない海女さんもいるのでは?)
と思い、しかたなく!
「私が自分で獲った!」
とウソをつきました。
見栄とかじゃないですよ?本当に。
女社会は複雑なんです。
でもやっぱり
悔しいなぁー。
大きなアワビ、自力で獲りたかったな~と
家に戻ってからクヨクヨしています。
海女修行頑張ろっと![]()
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