海女日記 < 新米海女リッチャン >

都会のOLが海女に転身?漁師町ライフブログ

私がワカメ漁を辞めた理由

 
こんにちは、新米海女のリッチャンです。
 
例年ならば3月4月は、【ワカメ漁】に【ヒジキ漁】にと
海藻フィーバー
で大忙し!のわたくしですが、
 
なんとなんと!
今年はワカメもヒジキも採っておりません!!!
(※去年のワカメ漁のブログは⇓こちら)

 

www.ama-diary.com

 
ほぼ毎日、漁港で夫の漁師の仕事を手伝い、網バラキをしています
 
何故、海女4年目の今年になって急に
【ワカメ漁を辞めたのか】
について、今日はシェアしたいと 思います!
 
 
①事前準備の手間
 
まずはじめに、ワカメもヒジキも海藻を採る分には大して苦ではありません。
問題なのは、干し場の用意船の手配
 
特にワカメに必要な1本数メートル程ある鋼管を数十本とつなぎ合わせて作る『干し場』。
 
鋼管は1本だけでも大体5キロくらいの重さがあり、干し場作りだけでも最低でも男の人が2人以上必要です。
 
そして海藻、特にワカメやヒジキは濡れていると水分を含んでものすッッごく!重いので、基本的には船で採取に行きます。
 
船で行けば、海藻をある程度刈り、ある程度溜まった所で船に上げてもらい身軽な状態でまた採集ができます。
 
船で行かず磯端(いそばた、歩いて浜からエントリーする海女のスタイル)で行く場合など、死ぬほど重い海藻の入ったタンポを押しながら泳がなくてはならず、また浜に到着してからも一袋数十キロもあるワカメやヒジキを、何度も波波に足を取られ、よろめきながら、陸に上げなければ行けません。
 
タンポやスカリを上げ終わる頃には
膝が笑ってガクガク。
 
生まれたての小鹿状態です。
もう余力、なしです。死ねます。
 
 
「船をお願いする」と言っても、
 
『船を所有している人で普段特定の仕事をしておらず、平日も週末も関係なくいつでも海藻採集に付き合ってくれる』
 なんていう便利な(←言い方よ)は、石鏡でもほんの数名!!
 
彼らに「今度ワカメ乗せてって☆」気軽にお願いできる間柄を普段から作っておかないとなかなか頼みづらいものですアセアセ
 
 
干し場作りも同じ事。
 
「手伝って欲しいな♪」とお願い出来る人間関係が大事。
 
日頃から周囲とのコミュニケーションがとっっても重要なワカメ漁!!
 
私は去年、仲間が迷惑をかけたせいで夫から「来年は自分達でしろ!」と怒られてしまいまして・・・
 
(なんで私が怒られるんだヨ~。面倒くさいヨ~。もう嫌!)と気持ちが萎えてしまいました。
 
 
②割に合わない
 
乾燥させたワカメはキロ単価 約2000~3000円と、結構高値で取引されるんですよ!!
 
でも、ワカメって天日干しすると、採集してきた時の重量の
10分の1
になってしまうんです!
 
天日干しには大体2日かかり、その間、海藻同士がくっつかないよう時々見に来て世話をしたり、色の悪い先端部をハサミで切り落としたり、最低でも丸3日ワカメの為に仕事をしなければいけません。
 
雨が降ればカバーを被せたり小屋の中へ取り込んだりと、結構手間がかかります。
 
売る時はウキウキですが、それまでにかかった労力や手間、日数を考えると「ちょっと割に合わないな~」と感じてしまうのが正直な所・・・ 
 
 
③漁師の嫁は無理!
 
そもそも今年は師匠から夫に漁師の仕事が代替わりをし、漁船を譲って頂いた大切な年!
 
移住者夫婦の私たちにとって、今年から漁師が本格的な家業となった以上、妻として夫を支えねばなりません。
 
と言っても?
大して役には立ちませんが(笑)。
 
でも網さばきだけなら、結構イケる方です( *´艸`)(←どやッ)
 
昨年10月から今年の4月いっぱいまで漁師の仕事がみっちり入っており、今年はワカメやヒジキ(自分の収入)よりも漁師(家業)を優先させることに決めました。
 
もちろん、漁師の嫁さんでありながら、漁師の仕事を途中で切り上げてワカメ漁に行くタフな海女さんも中にはいます!
 
漁師が終わり船から降りると息つく間もなくウェットスーツに着替え、元気に走っていく姿にただただ感嘆するばかり!
 
あのような芸当は私にはできず、きっとどちらの仕事も中途半端になってしまうだろうなと想像します・・・
 
海女を3年半やってみて、イタボ(岩ガキ)漁など一部参加したことがない漁もありますが、大体の石鏡の海女漁を経験してみて、仕事にかかる時間体への負担私の実力で得られる大体の金額なんとなく分かってきて、色々と天秤にかけられるようになり仕事を選べるようになってきました。
 
まぁ、そりゃもちろん、体力がもっとあったらワカメも行きたいのですが今の自分には、無理ッ!(無駄な自信・・・)
 
自分の体力や周囲の状況を考えつつ、上手に計画を立てて、細く長く海女さんを続けていこうと思います。