海女日記 < 新米海女リッチャン >

都会のOLが海女に転身?!海女修行&漁師町ライフをご紹介します!

What I really want now. (今ものすごく欲しいもの)


今日は爽やかな秋晴れ。

お天気も良くてとってもいい日なのですが、

波があるので海女漁はお休みです。

海女漁がない日は、朝マイク放送で

「今日は海女は休みですー」って連絡が入ります。

シンプルで、かつ訛りの入った朝の放送は

漁村らしく、なんだか好きです。




さて、

海女がない日、

わたしはいったい何をして過ごしているのか?




まだ石鏡に来て日も浅いので、

あんまりコレと言ってする事が無い私は

かなりの確率で漁港をブラブラしています。

お散歩時のファッションは、大体こんな感じです。

 

漁港を歩いてると

爽やかな潮風を肌に感じ

遠くを飛ぶトンビやカモメの鳴き声を聞き癒され、

それから足元に無造作に転がっている貝やカニなんかを見つけて

「こりゃなんだろう」と眺めてみたり・・・

と結構色んな発見があって面白く、飽きません。





ブラブラとお散歩していると、

編立小屋の漁師さん達や

同じくブラブラとしている海女のおばあちゃんたちに

よく話しかけられます。





石鏡の人たちはみんなものすごい情報通で、

「あんた海女さんしとる時に波酔いしたんやってな。
最初のうちはそんなもんや。
ぼちぼち頑張りなさい」


「あんたのお父さん(=石鏡では旦那さんのことを「お父さん」と言うみたいです)、
今日は確か学校やったな。(=夫は週に一度専門学校の非常勤講師をしているので)
暇やったらウチに遊びに来なさい」


とすごく具体的な私や夫の情報を披露して下さいます




しかし問題は

相手はこちらのことをよーーーーーーくご存知なのに

こちらは相手の事が一切分からないということです。

 

 

ばあちゃんもじいちゃんも、

基本、自己紹介というものをしないので

めちゃくちゃ楽しくおしゃべりした後に

「ていうか、あの人は一体どこに住んでいる何ていう人なんだろう・・・」

と思うことがしょっちゅうです





みんな苗字や名前ではなく「屋号」というもので互いを呼び合っているので

余計に分かりづらい




今、心の底から

石鏡版のポケモンカード

が欲しいです。
 

って言ったら夫に笑われました。




必要なんだけどねー

自分で作るしかないかなぁ・・・